阿津江村
あづえむら
[現在地名]木沢村阿津江
木頭名村の西、坂州木頭川左岸山間に位置する。厚江村とも記す。文明八年(一四七六)六月一五日の仁宇郷公事銭注文(徴古雑抄)には奥名のうちに「あすのへ五百文」とあり、これは当地のことと思われる。天正一七年(一五八九)一二月吉日の阿津江村検地帳(岸野家文書)によれば畑一町五反余・高六石。正保国絵図、寛文四年(一六六四)の郷村高辻帳、天保郷帳などには記載がなく西納村(現相生町)の高に含まれていたとみられる。享保七年(一七二二)の仁宇谷村々棟付帳(湯浅家文書)によると高五石余。文化一〇年(一八一三)の高都帳では高四石余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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