阿耨観音(読み)アノクカンノン

デジタル大辞泉 「阿耨観音」の意味・読み・例文・類語

あのく‐かんのん〔‐クワンオン〕【阿耨観音】

三十三観音の一。海上に漂流して竜や鬼にあったとき、この観音に祈ると救われるという。

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精選版 日本国語大辞典 「阿耨観音」の意味・読み・例文・類語

あのく‐かんのん‥クヮンオン【阿耨観音】

  1. 仏語。三十三観音の一つ。法華経普門品に、観音が世の人々の姿に応じて三十三種の身を現わして、これを導き救うと説く経文に基づいて発案された俗間の観音。図像としては、岩の上にすわって海を見る姿勢が描かれる。
    1. 阿耨観音〈仏像図彙〉
      阿耨観音〈仏像図彙〉

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