最新 地学事典 「阿蘇4テフラ」の解説
あそよんテフラ
阿蘇4テフラ
Aso-4 tephra
約90,000~85,000年BPに中九州阿蘇カルデラから噴出した大規模火砕流堆積物(Aso-4)とそのcoignimbrite ashを指す。火砕流堆積物は九州のほぼ全域から中国・四国に及び,この種の火砕流堆積物中最も広域を占める。一方,火山灰の分布は給源から東方または北東方へ及び,その広域性はATのそれに匹敵するところから,更新世後期の重要指標層の一つとして地形地質研究に役立つ。酸素同位体ステージ5bを占める。輝石・角閃石を含むデイサイト質火山ガラスからなる。ガラスはアルカリに富む。参考文献:町田洋ほか(1985) 火山,Vol.30;町田洋ほか(1992) 『火山灰アトラス』,東大出版会
執筆者:町田 洋
参照項目:日本の広域テフラ分布
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

