20世紀日本人名事典 「阿部正直」の解説 阿部 正直アベ マサナオ 大正・昭和期の気象学者,雲の研究家 気象研究所初代所長。 生年明治24(1891)年1月 没年昭和41(1966)年1月1日 出生地東京市 学歴〔年〕東京帝国大学理学部物理学科〔大正11年〕卒 学位〔年〕理学博士〔昭和16年〕 主な受賞名〔年〕帝国学士院賞〔昭和20年〕 経歴イギリス留学後の大正14年理化学研究所に入り、写真乾板の研究に従事したが、雲の変化に取りつかれ、昭和2年御殿場に私設観測所をつくり、富士山にかかる山雲を観測、模型実験を続けた。12年中央気象台嘱託となり、雷雲観測、日食観測に加わり、16年山雲の研究で理学博士、20年学士院賞を受賞、22年3月気象研究所初代所長となった。24年退職後、育英事業、幼稚園を経営した。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「阿部正直」の解説 阿部正直 あべ-まさなお 1891-1966 大正-昭和時代の気象学者。明治24年1月9日生まれ。イギリス留学後,大正14年理化学研究所にはいり,写真乾板の研究に従事。昭和2年御殿場に私設の観測所をもうけ,富士山にかかる山雲を観測。12年中央気象台嘱託,22年気象研究所初代所長となる。20年学士院賞。昭和41年1月1日死去。74歳。東京出身。東京帝大卒。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by