阿闍世(読み)アジャセ

デジタル大辞泉 「阿闍世」の意味・読み・例文・類語

あじゃせ【阿闍世】

《〈梵〉Ajātaśatruの音写》前5世紀ごろのインドマガダ国王。父の頻婆娑羅びんばしゃら王を殺して王位に就いたが、のち釈迦の教えに従い、仏教教団の保護者になった。アジャータシャトル

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精選版 日本国語大辞典 「阿闍世」の意味・読み・例文・類語

あじゃせ【阿闍世】

  1. ( [梵語] Ajātaśatru の音訳 ) 古代インドのマガダ国の王。父王ビンビサーラを殺し、母后を幽閉して王位につき、マガダ国をインド第一の強国にした。後年釈迦の教えによって仏教に帰依し、仏教の熱心な保護者となった。アジャータシャトル。〔観経疏‐序分義〕

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世界大百科事典(旧版)内の阿闍世の言及

【アジャータシャトル】より

…生没年不詳。漢訳仏典では阿闍世(あじやせ)とする。父はブッダの庇護者として名高いビンビサーラ(頻婆娑羅)。…

※「阿闍世」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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