陀羅助(読み)ダラスケ

デジタル大辞泉 「陀羅助」の意味・読み・例文・類語

だら‐すけ【×陀羅助】

陀羅尼助だらにすけ」に同じ。
洞呂川どろがはの―を、け売る人がござりますれば」〈浄・千本桜
文楽人形かしらの一。中年の嫌みのある役に用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「陀羅助」の意味・読み・例文・類語

だら‐すけ【陀羅助】

  1. 〘 名詞 〙
  2. だらにすけ(陀羅尼助)」の略。
    1. [初出の実例]「洞呂川の陀羅輔(ダラスケ)を受売人がござりますれば」(出典:浄瑠璃・義経千本桜(1747)三)
  3. 文楽人形の首の一つ下世話でいやみのある端敵役に用いる。「朝顔日記」の岩代多喜太、「心中天の網島」の江戸屋太兵衛など。〔楽屋図会拾遺(1802)〕
    1. 陀羅助<b>②</b>
      陀羅助

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