日本歴史地名大系 「陀羅尼寺村」の解説 陀羅尼寺村だらにじむら 富山県:富山市旧上新川郡地区陀羅尼寺村[現在地名]富山市上栄(かみさかえ)金屋(かなや)村の南東に位置する。かつて陀羅尼寺という寺があったのが村名の由来という(越中志徴)。現堤町通(つつみちようどお)り二丁目にある勝興(しようこう)寺支坊はかつて古国府(ふるこ)勝興寺の支坊として古古府勝興寺通坊と称したが、その寺伝によると文明八年(一四七六)に蓮如が陀羅尼寺村動清水(うごきしみず)の地に創建した動清水精舎を前身とする。旅家あるいは通坊と称したが、慶長元年(一五九六)富山城下に移転(「勝興寺系譜」など)。通坊跡地は曹洞宗龍宝(りゆうほう)寺の北側の小丘とされ、地内に蓮如上人旧跡碑が建つ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by