限りある道(読み)カギリアルミチ

デジタル大辞泉 「限りある道」の意味・読み・例文・類語

かぎりあるみち

死出旅路
「ただ―の別れのみこそ後ろめたけれ」〈初音

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精選版 日本国語大辞典 「限りある道」の意味・読み・例文・類語

かぎり【限】 ある道(みち)

  1. ( 寿命限度があるために行かなくてはならない道の意から ) 死出の旅路。限りの道。
    1. [初出の実例]「いかでかはおくれじと、泣き沈み給へど、かぎりあるみちなりければ、何のかひなし」(出典:源氏物語(1001‐14頃)椎本)
  2. 日数の限られている旅。
    1. [初出の実例]「かぎりある道なれば、〈略〉なほ行きすぐる程に箱根の山にも着きにけり」(出典:東関紀行(1242頃)車返より湯本)

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