ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「限界デキストリン」の意味・わかりやすい解説 限界デキストリンげんかいデキストリンlimit dextrin デンプンに加水分解酵素を作用させたとき,分解されずに残る中核部分をいう。アミロペクチンやグリコーゲンはα-1,4グルコシド結合とβ-1,6結合を混合して含むので,前者の結合のみを切るアミラーゼを作用させると,β-1,6結合から成る枝分れ部位のところで分解が止り,限界デキストリンが残る。デンプンでもアミロースは,ほぼα-1,4結合のみから成るので,限界デキストリンが残らない。ホスホリラーゼによる加リン酸分解でも似た現象があり,このとき残る部分を,特にホスホリラーゼ限界デキストリンという。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
栄養・生化学辞典 「限界デキストリン」の解説 限界デキストリン リミットデキストリンともいう.デンプンもしくはグリコーゲンを酵素分解したときに残る残さ.α-アミラーゼで分解したときに残るものをα-限界デキストリン,β-アミラーゼで分解したときに残るものをβ-限界デキストリンという. 出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報 Sponserd by