陣野遺跡(読み)じんのいせき

日本歴史地名大系 「陣野遺跡」の解説

陣野遺跡
じんのいせき

[現在地名]嬉野町大字岩屋川内字陣野

標高三六〇メートル余りの高原地帯に所在し、東方一キロの所には狭い峡谷が東南から西北方へ開け、そこを岩屋川内いわやがわち川が西北方へ流下する。縄文時代中期の遺物包含遺跡である。

昭和三四年(一九五九)に発見された。発掘調査などは実施されておらず、ただ遺物の一部が採集されているにすぎない。遺跡はこの高原地帯に造成されている陣野堤(貯水池)を中心として所在していると推定され、遺物は貯水池内やその周辺地域から主として発見されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android