陰唄(読み)カゲウタ

デジタル大辞泉 「陰唄」の意味・読み・例文・類語

かげ‐うた【陰唄】

歌舞伎で、幕開きのときや役者が出入りするときなどに、舞台下手の黒御簾くろみすの内で三味線に合わせてうたう歌。下座唄げざうた

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「陰唄」の意味・読み・例文・類語

かげ‐うた【陰唄・陰歌】

  1. 〘 名詞 〙 歌舞伎で、幕明きや役者の登場退場などの時、舞台の陰で、三味線に合わせてうたう歌。
    1. [初出の実例]「かげ哥(ウタ)。いづれも奥の一と間に入る時か或は後刻御意得ませうなどのとき」(出典戯場楽屋図会(1800)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android