幕開き(読み)マクアキ

デジタル大辞泉 「幕開き」の意味・読み・例文・類語

まく‐あき【幕開き/幕明き】

芝居で、幕のあくこと。また、その場面。開幕。「芝居の―を待つ」⇔幕切れ
物事の始まり。まくあけ。「行楽シーズンの―」
[類語]開始開幕開演始まる始めるしだすやりだす掛かる取り掛かるしかかるしかける着手する踏み出すスタート出出でだ立ち上がり手始め皮切り口切り封切り起動始動発動幕がふたく・蓋を開けるしょ・ちょ端を発する口火を切る火蓋を切る幕を切って落とす狼煙のろしを上げる手を付ける御輿みこしを上げるまず始め最初第一一次原初嚆矢こうし事始め優先一番しょぱないの一番真っ先先立ち先頭当初初期初頭始期早期劈頭へきとう冒頭滑り出し初手出端ではなはなはし口開け取っ付きあたまのっけ取り敢えず差し当たりひとまず当座序の口第一歩第一声始まりトップ初発発端端緒濫觴らんしょう権輿けんよ起こりとば口取っ掛かり最優先何をおいても何はさておき何はともあれ先ず以て

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精選版 日本国語大辞典 「幕開き」の意味・読み・例文・類語

まく‐あき【幕開・幕明】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 芝居で、幕があいて舞台演技が始まること。また、始まった時の場面。開幕。
    1. [初出の実例]「幕明(アキ)役者うこひてつっはいり」(出典:雑俳・川傍柳(1780‐83)四)
    2. 「開場(マクアキ)は十一時」(出典:三人妻(1892)〈尾崎紅葉〉前)
  3. 転じて、物事が始まること。また、始まりの時。最初。
    1. [初出の実例]「此幕(マク)あきに出るものは、三十あまりの男」(出典:滑稽本浮世風呂(1809‐13)前)

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