陰陽和合(読み)インヨウワゴウ

デジタル大辞泉 「陰陽和合」の意味・読み・例文・類語

いんよう‐わごう〔インヤウワガフ〕【陰陽和合】

陰・陽二気の相互作用によって、万物が生成されること。転じて、男女の交合。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「陰陽和合」の意味・読み・例文・類語

いんよう‐わごうインヤウワガフ【陰陽和合】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 陰と陽の気が近づき交替すること。
    1. [初出の実例]「年の内の春は陰陽和合(ヰンヤウワガフ)かな〈永治〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)六)
  3. 男女が性交すること。
    1. [初出の実例]「陰陽和合して夫婦の道あり」(出典:神皇正統記(1339‐43)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の陰陽和合の言及

【性器崇拝】より

…男根や女陰に特別な霊力のこもることを認めて崇拝する現象は,人類文化に共通している。東アジア世界には,陰陽和合の思想が発達している。これは,男女の性行為は,世界の秩序に調和をもたらすという考え方にもとづいている。…

※「陰陽和合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android