最新 地学事典 「陸向斜」の解説
りくこうしゃ
陸向斜
syneclise
大陸地殻(台地)における第一級の下向きの構造。陸背斜の対。不規則な円または楕円状の平面形で,105~6km2の面積を占め,きわめて緩やか(1°以下)に傾斜。中心部に厚く周辺に薄化するレンズ状の層厚を有し,中心部の厚さはモスクワ陸向斜で1,700m,東ロシア沈降部で2,000m,最大はカスピ海地域で10,000m。長期(いくつかの紀または二つの代)にわたって成長する。A.P.Pavlov(1903)により最初に用いられ,N.S.Shatsky(1945)により,現在の意味に使われた。
執筆者:垣見 俊弘
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

