陸軍軍縮

山川 日本史小辞典 改訂新版 「陸軍軍縮」の解説

陸軍軍縮
りくぐんぐんしゅく

大正後期の陸軍縮小問題。第1次大戦後,ワシントン体制が成立したこと,大正デモクラシー風潮が広がったこと,経済不況によって財政緊縮が必要になったことなどによって,軍備の縮小が求められるようになった。これに応じて陸軍では,まず加藤友三郎内閣の山梨半造陸相が,ついで護憲三派内閣宇垣一成(かずしげ)陸相が経費人員削減を実施した。とくに宇垣軍縮によって4個師団の廃止が実現され,それを財源に軍備の近代化が進められた。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む