隅ノ観音堂(読み)すみのかんのんどう

日本歴史地名大系 「隅ノ観音堂」の解説

隅ノ観音堂
すみのかんのんどう

[現在地名]南部町小向 鱒沢

古町ふるまち北西山際に位置する。正観音菩薩像を安置雑書の承応二年(一六五三)四月一一日条に「三戸角之観音」とあり、藩の祈願が行われていた。寛保三年(一七四三)の「奥州南部糠部順礼次第全」には「隅ノ観世音菩薩 普門山遠福寺」とあり、糠部ぬかのぶ三十三観音の第二四番札所とされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 巡礼札 棟札 糠部

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android