隙行く駒(読み)ヒマユクコマ

デジタル大辞泉 「隙行く駒」の意味・読み・例文・類語

ひまこま

《「荘子」知北遊から》年月の早く過ぎ去ることのたとえ。隙過ぐる駒。→白駒はっくげきを過ぐるがごと

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「隙行く駒」の意味・読み・例文・類語

ひま【隙】 行(ゆ)く駒(こま)

(「荘子‐知北遊」の「人生天地之間、若白駒之過一レ郤、忽然而已」による) 壁のすきまに見る馬はたちまち過ぎ去ることの意から、月日の早く過ぎ去ることのたとえ。隙(げき)過ぐる駒。白駒(はっく)(げき)を過ぐ。ひま過ぐる駒。ひまの駒。
千載(1187)雑中・一〇八七「いかで我ひまゆく駒をひきとめて昔に帰る道を尋ねん〈三河内侍〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android