隙行く駒(読み)ヒマユクコマ

デジタル大辞泉 「隙行く駒」の意味・読み・例文・類語

ひまこま

《「荘子」知北遊から》年月の早く過ぎ去ることのたとえ。隙過ぐる駒。→白駒はっくげきを過ぐるがごと

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精選版 日本国語大辞典 「隙行く駒」の意味・読み・例文・類語

ひま【隙】 行(ゆ)く駒(こま)

  1. ( 「荘子‐知北遊」の「人生天地之間、若白駒之過一レ郤、忽然而已」による ) 壁のすきまに見る馬はたちまち過ぎ去ることの意から、月日の早く過ぎ去ることのたとえ。隙(げき)過ぐる駒。白駒(はっく)(げき)を過ぐ。ひま過ぐる駒。ひまの駒。
    1. [初出の実例]「いかで我ひまゆく駒をひきとめて昔に帰る道を尋ねん〈三河内侍〉」(出典:千載和歌集(1187)雑中・一〇八七)

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