隠岐黒耀石細工(読み)おきこくようせきざいく

事典 日本の地域ブランド・名産品 「隠岐黒耀石細工」の解説

隠岐黒耀石細工[装飾・装身]
おきこくようせきざいく

中国地方、島根県の地域ブランド。
隠岐郡隠岐の島町で製作されている。黒耀石とは、火山から噴出した花崗岩質の溶岩が急速に冷えガラス状に結晶したもの。黒耀石を割った際、馬のひずめの形に割れるところから馬蹄石ともよばれる。縄文時代から石鏃石斧などに使われた。隠岐産の黒耀石は、純度が高く、色沢の優美さで知られている。近年は、硯・置石などのほか最新のデザインを取り入れたネクタイピンネックレスなどの装飾品もある。島根県ふるさと伝統工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android