隠悪(読み)インアク

デジタル大辞泉 「隠悪」の意味・読み・例文・類語

いん‐あく【隠悪/陰悪】

[名・形動]表面に現れない悪事悪心。また、それがあるさま。
「此一家は―な空気に閉ざされて居る」〈左千夫・告げびと〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「隠悪」の意味・読み・例文・類語

いん‐あく【隠悪・陰悪】

  1. 〘 名詞 〙 表面には表われていない悪事や悪心。
    1. [初出の実例]「己攻人隠悪則人必攻己悪。如影随一レ形」(出典空華集(1359‐68頃)一四)
    2. 「陰悪の相忽ち面に現はる」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉)
    3. [その他の文献]〔中論〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android