隠道(読み)かくれみち

精選版 日本国語大辞典 「隠道」の意味・読み・例文・類語

かくれ‐みち【隠道】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ぬけみち。間道
    1. [初出の実例]「是に由て、余昌及び諸の将等、間道(カクレミチ)より逃げ帰ること得たり」(出典日本書紀(720)欽明一五年一二月(寛文版訓))
    2. 「頼時が軍、間道(かくれみち)より出て、国府を責て守の北の方を取らむとす」(出典:今昔物語集(1120頃か)二五)
  3. 城の本丸から二の丸へ、二の丸から三の丸へと、城外から見えないようにからぼりを掘って通路としたもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android