精選版 日本国語大辞典 「雁のたよりまいらせそろ」の意味・読み・例文・類語 かりのたよりまいらせそろ‥まゐらせそろ【雁のたよりまいらせそろ】 歌舞伎脚本。世話物。一幕。金沢龍玉(三世中村歌右衛門)作「けいせい雪月花」などにより勝諺蔵が補綴した上方狂言の代表作。前野左司馬は愛妾の司(つかさ)が髪結い三二五郎七を見染めたのでねたみ、司のにせの恋文で五郎七を誘い出し、捕えて打つ。家老の高木は五郎七の顔を見て兄の遺子と知り、司はそのいいなずけとわかる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例