雄度牟礼城跡(読み)おどむれじようあと

日本歴史地名大系 「雄度牟礼城跡」の解説

雄度牟礼城跡
おどむれじようあと

[現在地名]国東町成仏

田深たぶか川上流域の小門おどむれ(五三五・一メートル)に築かれたと考えられる。建武四年(一三三七)六月一日の六郷山本中末寺次第并四至等注文案(永弘文書)成仏じようぶつ寺の四至のうちに「ヲト牟礼尾立」とある。応安二年(一三六九)七月一二日の田原氏能譲状(碩田叢史田原文書)に「たうしやうおとむれ」とみえ、氏能が応安二年に当城で討死を覚悟しているが、その合戦はつまびらかでない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android