成仏村(読み)じようぶつむら

日本歴史地名大系 「成仏村」の解説

成仏村
じようぶつむら

[現在地名]国東町成仏・下成仏しもじようぶつ

見地けんじ村の西方に位置し、集落は成仏と別に幕末までに分村したとされる下成仏がある。雄度牟礼おどむれ城が築かれた。天文一八年(一五四九)一月一二日の国東郷等大工職源董次覚書(今富文書)に成仏河内とあるが、この史料は検討を要する。参宮帳写(後藤作四郎文書)の天正一六年(一五八八)七月三日条には「くにさき郷成仏ノ河内」とみえる。小倉藩元和人畜改帳に村名がみえ、小篠・荒木・伊藤ら六氏の知行分として高九三九石余、家数一四七のうち本百姓・小百姓四七、隠居・名子・庭屋・牛屋など九七、男一五二(うち名子九)・女一二〇、牛六七・馬九。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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