ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「雇用乗数」の意味・わかりやすい解説
雇用乗数
こようじょうすう
employment multiplier
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…これは限界消費性向が高いと,追加的な所得のうちの大きな割合が消費され,大きな消費支出は,大きな量の生産と所得を誘発するからである。
[乗数という言葉の使われ方]
ケインズに先だって1931年に,ケンブリッジ大学のR.F.カーンが雇用乗数理論としてこのアイデアの基本部分を展開している。カーンの関心は,消費性向は一定として,公共投資の量を変化させたとき,雇用量がどのような定量的な変化を示すかというところにあった。…
※「雇用乗数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」