精選版 日本国語大辞典 「雌器托」の意味・読み・例文・類語 しき‐たく【雌器托】 〘 名詞 〙 植物の生殖器床の一種。特に苔類で造卵器が形成される特定の部分を指す。ゼニゴケでは葉状体の分岐部の柄の上に生じる。雌器床。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の雌器托の言及 【ゼニゴケ】より …背面の中央部に杯状の無性芽器(杯状体という)を生じ,その中に多数の扁平な鼓形の無性芽ができる。雌雄異株で,雌株には雌器托,雄株には雄器托という生殖器をつける枝を生じるが,この枝は葉状体の一部が変形して直立したものである。雌器托は長さ3~5cmの柄とその先端の頭部からなり,頭部は8~10本の指状の突起を放射状に出し,突起の間に数個ずつの造卵器をもつ。… ※「雌器托」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by