雌紐(読み)めひも

精選版 日本国語大辞典 「雌紐」の意味・読み・例文・類語

め‐ひも【雌紐】

〘名〙 袍、直衣狩衣などの入紐(いれひも)の羂(わな)雄紐の結び玉と取り合わせてはめるために、輪にした紐。⇔雄紐
※岩淵本願経四分律平安初期点(810頃)「若し帯細く濡かにして、数結ぶに速く断えば、紐(メヒモ)若は玦(をひも)を安くすべし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「雌紐」の意味・読み・例文・類語

め‐ひも【雌×紐】

雄紐の結び玉を差し入れる輪形の紐。→入れ紐雄紐

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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