雑事銭(読み)ぞうじせん

精選版 日本国語大辞典 「雑事銭」の意味・読み・例文・類語

ぞうじ‐せんザフジ‥【雑事銭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 雑多な費用。こづかい銭。雑事雑費
    1. [初出の実例]「公用催促事〈略〉日別雑事銭事者、公物悉皆済之後に、別而可付之進物銭内、先日別分受取事、向後堅固可停止之」(出典:大内氏掟書‐一六三条・永正一〇年(1513)二月二〇日)
  3. 雑公事(ぞうくじ)銭貨代納すること。また、その金銭
    1. [初出の実例]「御公事銭七十九貫七百五十二文、内、雑事銭四十三貫八百文」(出典:高野山文書‐応永一〇年(1403)一一月一三日・近木庄年貢公事銭注進状案)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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