雑式目村
ぞうしきのめむら
鳴瀬川と多田川に挟まれた低平地にあり、南は下新田村、東は志田郡引田村(現古川市)、北は矢目村(現同上)、西は四日市場村に接する。雑式は雑色の意で、鎌倉・室町幕府で雑役をつとめた下級職員をさすところから、中新田にあった大崎探題府奉仕の下級官人の住所・食邑の地と考えられている(宮城県地名考)。正保郷帳に田二二貫五八四文・畑三五八文とあり、ほかに同所新田二貫七一三文があり、水損と注記される。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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