離杯(読み)リハイ

デジタル大辞泉 「離杯」の意味・読み・例文・類語

り‐はい【離杯/離×盃】

別離にあたって酌み交わすさかずき。また、その酒。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「離杯」の意味・読み・例文・類語

り‐はい【離杯・離盃】

  1. 〘 名詞 〙 別離の時に酒をくみかわす杯。また、その酒。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「送り来て彦根の鮓に離杯かな〈師竹〉」(出典:続春夏秋冬(1906‐07)〈河東碧梧桐選〉夏)
    2. [その他の文献]〔賈島‐思遊辺友人詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「離杯」の読み・字形・画数・意味

【離杯】りはい

別離の杯。

字通「離」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android