(読み)かる

精選版 日本国語大辞典「離」の解説

か・る【離】

〘自ラ下二〙 空間的、時間的、心理的に対象との間隔が大きくなる。離れる。かゆ。
① 空間的に遠くなる。離れる。
万葉(8C後)三・四〇三「朝に日(け)に見まく欲りするその玉をいかにせばかも手ゆ離(かれ)ずあらむ」
② 時間的、心理的に遠くなる。間遠になる。また、関係が絶える。
※万葉(8C後)一七・三九一〇「珠に貫く(あふち)を家にゑたらば山霍公鳥(ほととぎす)可礼(カレ)ず来むかも」

り【離】

〘名〙
① 離れること。また、離すこと。
② 易の八卦の一つ。算木でにかたどる。また六十四卦の一つ。・電(いなずま)を表わし、らかという徳を示す。方角では午(うま)、すなわち正にあたる。
※続日本紀‐霊亀元年(715)八月丁丑「前脚並有離卦。後脚並有一爻

か・ゆ【離】

〘自ヤ下二〙 =かる(離)
古事記(712)下・歌謡「笹葉に 打つや(あられ)の たしだしに 率寝てむ後は 人は加由(カユ)とも」

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デジタル大辞泉「離」の解説

り【離】[漢字項目]

常用漢字] [音](呉)(漢) [はなれる はなす
別々になる。はなれる。わかれる。はなす。「離間離合離婚離散離脱離島離反離別離陸乖離(かいり)解離隔離距離背離剝離(はくり)分離別離遊離流離
[名のり]あき・あきら・つら
[難読]垢離(こり)流離(さすらい)

り【離】

易の八卦(はっけ)の一。で表す。物では火に、方位では南方に配する。

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世界大百科事典内のの言及

【易】より

…左の掌中にある筮竹を右手で8本ずつ除去していき,小指の分も入れて残りが8本以内になったらやめる。残りが1本なら☰乾(けん)(天),2本なら☱兌(だ)(沢),3本なら☲離(火),4本なら☳震(雷),5本なら☴巽(そん)(風),6本なら☵坎(かん)(水),7本なら☶艮(ごん)(山),8本なら☷坤(こん)(地)。これで内卦(六爻(こう)の下半分)が得られた。…

※「離」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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