日本歴史地名大系 「雨引神社」の解説 雨引神社あまびきじんじや 京都府:舞鶴市中筋地区城屋村雨引神社[現在地名]舞鶴市字城屋城屋(じようや)の小字キノフに鎮座する。祭神は水分神。旧村社。江戸時代には「天曳明神」(旧語集)といい、「天引」(丹後旧事記)とも記した。草創については不詳だが、伝承によれば、弘治年間(一五五五―五八)女布(によう)の土豪森脇宗坡が娘をのんだ大蛇を討ったあと、三断した頭部を祀ったのが当社の起りという。これは当社に伝わる特殊神事揚松明の起源を、大蛇の供養に由縁するという説に付会したものであろう。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by