雨打(読み)ユタ

デジタル大辞泉 「雨打」の意味・読み・例文・類語

ゆた【雨打/雪打】

裳階もこし

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「雨打」の意味・読み・例文・類語

ゆた【雨打】

  1. 〘 名詞 〙 仏塔仏堂などの各層の柱の頂部近くから付けられた屋根とその下の差掛け部分。禅宗建築でいう。法隆寺金堂、薬師寺三重塔などに見られる。裳層(もこし)
    1. [初出の実例]「ゆたのたれきのくき二百れん 七十連」(出典:金沢文庫古文書‐(年月日未詳)造営料釘注文(七・五三八四))

あま‐うち【雨打】

  1. 〘 名詞 〙あまうちぎわ(雨打際)」の略。
    1. [初出の実例]「御所の雨うちの石にしりかけて」(出典:長門本平家(13C前)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android