雪女郎(読み)ユキジョロウ

精選版 日本国語大辞典 「雪女郎」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐じょろう‥ヂョラウ【雪女郎】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ゆきおんな(雪女)《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「ここで死んだ華魁が雪女郎になって化けて出るとか」(出典:腕くらべ(1916‐17)〈永井荷風〉一二)
  3. 江戸吉原遊郭で、紋日にあたる八朔(はっさく)(旧暦八月一日)に白無垢を着た遊女
    1. [初出の実例]「追善が済むとうっつい雪女郎」(出典:雑俳・柳多留‐六七(1815))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android