雪紐(読み)ユキヒモ

デジタル大辞泉 「雪紐」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐ひも【雪紐】

木の枝、塀、電柱電線などに付着した雪がずれ落ちたり、解けかけて垂れ下がったりしてできた、ひものような形状。雪の粘弾性により、波線状やらせん状のものが形成される。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「雪紐」の意味・わかりやすい解説

雪紐
ゆきひも

木の枝や電線、あるいは塀や窓枠などに降り積もった雪が、ずれて垂れ下がり、飾り紐のように見える現象気温が0℃に近いとき、雪は小さな力でゆっくり引っ張るとすぐには切れないで、多少伸びる性質がある。このため、電線や塀の上の雪がずれて落ちかかっても、両側の雪に引っ張られながら、紐を垂らしたようにぶら下がる。これは雪の粘弾性的性質によるものである。

[前野紀一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む