雪鬼(読み)ユキオニ

デジタル大辞泉 「雪鬼」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐おに【雪鬼】

雪の精が鬼の姿に化したもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「雪鬼」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐おに【雪鬼】

[1] 〘名〙 大雪の夜などに、雪の精がその姿になって現われるという鬼。雪女の類。《季・冬》
※叢書本謡曲・雪鬼(室町後)「夫れ雪鬼(ユキオニ)といっぱ、本来悪心の鬼にもあらず」
[2] 謡曲。廃曲作者不詳。諸国一見旅僧が河内国禁野(きんや)交野(かたの)で、昔在原業平と契った雪鬼の女の霊に会い、回向をして成仏させる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android