雲居路(読み)くもいじ

精選版 日本国語大辞典 「雲居路」の意味・読み・例文・類語

くもい‐じくもゐぢ【雲居路】

  1. 〘 名詞 〙
  2. くもじ(雲路)
    1. [初出の実例]「雲井地の遙けき程のそら事はいかなる風の吹きてつづけむ〈よみ人しらず〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)雑二・一一四一)
  3. 遠い路。長い旅路。
    1. [初出の実例]「欠落(かけおち)して走るあれば、雲井路(クモヰヂ)のみちくさくふ遊山(ゆさん)旅ののろつくあり」(出典滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android