雲母鉱床(読み)うんもこうしょう

最新 地学事典 「雲母鉱床」の解説

うんもこうしょう
雲母鉱床

mica deposit

白雲母・金雲母・セリサイトを主生産鉱物とする鉱床で,花崗岩質ペグマタイト(白雲母)・アルカリ超苦鉄質岩(金雲母)・熱水変質帯(金雲母・セリサイト)に伴う。セリサイトを主とするものを特にセリサイト鉱床という。透明な巨大白雲母結晶(シートマイカ)の大部分は,インドBihar州やRajasthan州の先カンブリア時代ペグマタイトの長石-雲母帯から産出。電気絶縁板に使用。他の楯状地(ブラジルのミナスジェライス州・東シベリアのイルクーツクなど)や米国南西部の古生代片麻岩地帯からはペグマタイト長石とともにグランドマイカ・フレークマイカを産出。電気絶縁材・ペイントやプラスティック充塡材として使用。白雲母より耐熱性に優れる金雲母は,マダガスカル・カナダのオンタリオ州・東シベリア・コラ半島から輝石・りん灰石を伴い産出。主産国は米国・ロシア・カナダ・インド。日本ではセリサイトのみを産出(640t, 1992),安山岩交代鉱床(愛知県振草セリサイト)や花崗岩中の脈状鉱床(島根県斐川ひかわセリサイト)等。日本産セリサイトは化粧品用として,世界的に著名。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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