電導度滴定(読み)でんどうどてきてい(その他表記)conductometric titration

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「電導度滴定」の意味・わかりやすい解説

電導度滴定
でんどうどてきてい
conductometric titration

滴定液の電気伝導度を測定しながら行う滴定をいう。導電率滴定ともいう。滴定反応に電解質が関与するときは,滴定の進行に従って滴定液の電導度が変化し,滴定終点では電導度の急変があるのが普通である。中和酸化還元沈殿キレート滴定などいろいろな型の滴定に応用することができる。特に被滴定液が着色しているため指示薬使用が困難な場合や,非水溶液中の滴定に応用できて便利である。近年,自動化された装置が開発され使用されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む