急変(読み)きゅうへん

精選版 日本国語大辞典 「急変」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐へん キフ‥【急変】

〘名〙
① (━する) 状況・状態が急に変わること。
良人自白(1904‐06)〈木下尚江〉中「永い病気なんだから、何時如何急変が来るか図(はか)られない」
※助左衛門四代記(1963)〈有吉佐和子〉二「天候はまた急変して雨が降り続いた」
② 急に起こった変事。〔和英語林集成初版)(1867)〕
※伊藤特派全権大使復命書附属書類(1885)天津談判「一旦急変を生ずるが如きあらば、今日に於て談判を要するの件は一層錯綜を極むるに至らん」 〔漢書‐平帝紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「急変」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐へん〔キフ‐〕【急変】

[名](スル)
状態が急に変わること。「病状急変する」
急に起こった変事。「急変に備える」
[類語](1一変一転急転激変豹変心機一転変わる変ずる化する改まる移る移ろう動く変える化ける変化する転化する変質する様変わりする変転する変動する変移する移行する推移する変遷する転変する流転する/(2事物事象物事現象出来事余事余所よそ他事他人事人事ひとごと雑事諸事事件時事事柄事故異変大変変事大事だいじ大事おおごと小事細事些事世事俗事私事しじ私事わたくしごと用事珍事不祥事アクシデントハプニングセンセーション

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「急変」の読み・字形・画数・意味

【急変】きゆう(きふ)へん

にわかの大事。〔漢書、車千秋伝〕會(たまたま)衞太子、江充の譖敗(しんはい)すると爲りて久し。千秋、變を上(たてまつ)り、太子の(うった)ふ。

字通「急」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android