電解質溶液(読み)でんかいしつようえき

精選版 日本国語大辞典 「電解質溶液」の意味・読み・例文・類語

でんかいしつ‐ようえき【電解質溶液】

〘名〙 電解質が溶解し、陽イオン陰イオンに電離している溶液イオン移動によって電流を流すことができる。一般には電解質を溶解した水溶液をいう。電解液

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デジタル大辞泉 「電解質溶液」の意味・読み・例文・類語

でんかいしつ‐ようえき【電解質溶液】

電解質が溶け込んだ液体総称。一般に電解質の水溶液を指す。水以外ではアンモニア過酸化水素などがある。電気伝導性があり、電流を流すと電気分解が生じる。

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世界大百科事典(旧版)内の電解質溶液の言及

【溶液】より

…たとえ透明でも,不均一であると各部分の密度,屈折率が異なるから逆さまにすると流れが生じ肉眼でみても流れる様子が認められる。
[電解質溶液と非電解質溶液]
 極性溶媒に電解質が溶解し,陽イオンと陰イオンとに解離している溶液を電解質溶液またはイオン性溶液といい,電解質を含まない溶液を非電解質溶液または分子性溶液という。前者ではイオン‐イオン間,イオン‐溶媒間の力がおもに寄与するのに対し,後者ではふつう分子間力が支配するので,両者は異なった立場から取り扱われる。…

※「電解質溶液」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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