コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

電気分解 でんきぶんかい electrolysis

翻訳|electrolysis

6件 の用語解説(電気分解の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

電気分解
でんきぶんかい
electrolysis

電解質溶液あるいは溶融塩など,イオンを含む導電体中に1対の電極を入れ,その両極に直流電圧をかけると,陽イオン陰極へ,陰イオン陽極に向って動き,電極面で化学反応が起って電流が流れる。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

でんき‐ぶんかい【電気分解】

[名](スル)電解質溶液あるいは融解塩に直流電流を流し、電極面に化学変化を起こさせて、物質を分解すること。陽イオン陰極陰イオン陽極に移動することによって電流が流れ、陽極では酸化、陰極では還元行われる。電解。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

電気分解【でんきぶんかい】

略して電解とも。電解質水溶液または溶融電解質に1対の電極を入れ直流電流を通じて化学変化を起こさせること。陽極では陽イオンの生成,酸素の発生など酸化が,陰極では金属の析出,水素の発生など還元が起こる。
→関連項目電解製錬電気めっき

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

でんきぶんかい【電気分解 electrolysis】

水素と酸素から水を生成する反応2H2+O2―→2H2Oはその自由エネルギー変化⊿Gが負であるので,自発的に起こりうるが,その逆反応である水の分解により水素と酸素が生成する反応2H2O―→2H2+O2は⊿Gが正となるため,自発的には起こりえない。このような自発的には起こりえない反応に対し,外部から系に電気エネルギーを与えて,その反応を起こさせるのが電気分解で,電解と略称されることも多い。電気分解を行う装置が電解槽で,電解槽は陽極,陰極と呼ぶ二つの電極,電解液(電解質溶液あるいは融解電解質),および容器よりなる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

でんきぶんかい【電気分解】

( 名 ) スル
電解質の溶液または溶融体に直流電流を通じ、陽イオン・陰イオンをそれぞれ陰極・陽極上で放電させ、電極上またはその近傍に反応生成物を得ること。水や食塩水の電解・電気めっき・電解精錬・電解研磨・電気化学分析などに広く応用される。電解。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

電気分解
でんきぶんかい
electrolysis

電解質水溶液あるいは溶融塩などのイオン伝導体に、電流を流して化学変化をおこさせることをいう。略して電解ともいう。実際には電流を流すためにイオン伝導体の中に1対の電極(金属や黒鉛などの棒状あるいは板状の導体)を挿入し、これに直流電源を接続する。電流を流すことにより、陽イオンはより電位の低いほうの電極(陰極という)のほうに、陰イオンは電位の高いほうの電極(陽極という)のほうに電気的に引かれて移動してきて、電極表面でイオンの電荷が中和され(放電)、化学変化をおこす。
 たとえば、白金電極を用い食塩水を電解した場合、陽極では、
  Cl- ―→ Cl+e, 2Cl ―→ Cl2
のように気体の塩素を発生し、一方陰極では、
  Na++e ―→ Na,
  Na+H2O ―→ Na++OH-+H,
  2H → H2
となり、結局、水素イオンがナトリウムイオンのかわりに放電したのと同じ結果で、水素を発生する。
 また、硫酸銅の水溶液中に1対の銅板電極をつけて電解すると、陽極上では、
  Cu―→Cu2++2e
陰極上では、
  Cu2++2e―→Cu
と、それぞれ金属銅の溶解(イオン化)と金属銅の析出がおこる。このように一般に、陽極においては金属が陽イオンになったり、陰イオンが原子や分子になったりする反応――酸化反応がおこり、陰極においては陽イオンが原子や分子になったり、金属として析出する反応――還元反応がおこる。電解生成物がひきつづいて得られるために必要な最小電圧を分解電圧decomposition voltageという。電解の際の電気量と生成する物質の量との間にはファラデーの法則が成立する。
 電気分解は実際に工業的にも広く利用されている。そのなかには電解分析、電気冶金(やきん)、電解研摩、電気めっき、電解コンデンサーの製造など、また食塩水の電気分解による塩素およびカ性ソーダ(水酸化ナトリウム)の製造などがある。[戸田源治郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の電気分解の言及

【過電圧】より

…電池系に電流を流して電気分解を進行させるには,電池を構成している各電極系の電極電位を平衡時の値(平衡電極電位)からずらさなければならない。すなわち,電極系の平衡を破らねばならない。…

※「電気分解」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

電気分解の関連キーワード可逆反応軽水ヒル反応化学方程式発色反応過ヨウ素酸シッフ反応ケトグルタル酸脱水素酵素酸化的脱アミノ反応シッフ反応二重標識水

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

電気分解の関連情報