震筆(読み)ふるいふで

精選版 日本国語大辞典 「震筆」の意味・読み・例文・類語

ふるい‐ふでふるひ‥【震筆】

  1. 〘 名詞 〙 ふるえて書いたような筆跡小野道風の筆跡をいう。ふるえふで。
    1. [初出の実例]「御筆のすさび、道風がふるひ筆もかくやらんと」(出典:御伽草子・鉢かづき(室町末))

ふるえ‐ふでふるへ‥【震筆】

  1. 〘 名詞 〙ふるいふで(震筆)
    1. [初出の実例]「久離帳下書は親仁のふるへ筆」(出典:雑俳・柳多留‐六八(1815))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む