最新 地学事典 「霊山層」の解説
りょうぜんそう
霊山層
Ryozen Formation
阿武隈山地北部の霊山付近に分布する陸成下~中部中新統。霊山火砕岩層とも。本層は主に溶岩・火砕岩からなり,砂岩・泥岩を挟む。平均層厚250m。古生界・変成岩・花崗岩類を不整合に覆う。下部に植物化石を含む。下部層は主に中心噴火による火砕物とそれに続く溶岩で,流紋岩・黒曜岩・真珠岩・ざくろ石含有デイサイト・無斑晶デイサイト・無斑晶安山岩・亜アルカリ流紋岩。中部層は主に小規模な裂け目噴出によるかんらん石玄武岩で,霊山層の火山岩類中最も多量。上部層は輝石安山岩~玄武岩で,ほかに斑晶に角閃石またはピジョン輝石を含むものがある。
執筆者:八島 隆一
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

