霜燻(読み)しもくすべ

精選版 日本国語大辞典 「霜燻」の意味・読み・例文・類語

しも‐くすべ【霜燻】

  1. 〘 名詞 〙 春先、霜がおりて桑の芽をいためないように、晴れた星の夜に、もみがら松葉などをたいて煙らせ暖めること。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「霜燻べ河港はひたにしづまりて」(出典:家郷の霧(1956)〈飯田蛇笏〉昭和二九年)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android