精選版 日本国語大辞典 「霜黒葛」の意味・読み・例文・類語 しも‐つづら【霜黒葛】 枕 「くるやくるや」にかかる。霜をうけたカズラの実が黒いので、黒(くろ)と類音の「くる(繰)」にかかるともいい、霜枯れた葛(かずら)の意で、これを手繰るところから、「くる(繰)」にかかるともいう。[初出の実例]「童女の胸鉏取らして、大魚のきだ衝き別けて、はたすすき穂振り別けて、三身の綱うち挂けて、霜黒葛(しもつづら)くるやくるやに、河船のもそろもそろに国来(くにこ)国来と引き来縫へる国は」(出典:出雲風土記(733)意宇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例