霞の袖(読み)かすみのそで

精選版 日本国語大辞典 「霞の袖」の意味・読み・例文・類語

かすみ【霞】 の 袖(そで)

① 霞を衣の袖にたとえていう。霞の真袖。《季・春》
※新勅撰(1235)春下・一三六「行く春のかすみのそでを引きとめてしぼるばかりやうらみかけまし〈藤原俊成〉」
仙人の着る衣。また、その仙人。
※今鏡(1170)九「めぐりかけらんことを蓬(よもぎ)が島にのぞめば、かすみのそでいまだあはず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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