霞棚(読み)かすみだな

精選版 日本国語大辞典 「霞棚」の意味・読み・例文・類語

かすみ‐だな【霞棚】

  1. 〘 名詞 〙 床の間の脇に作る違い棚一つ袋戸棚地袋などがなく、二枚棚板左右からくいちがいに釣っただけのもの。
    1. 霞棚〈京都府 修学院離宮〉
      霞棚〈京都府 修学院離宮〉

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の霞棚の言及

【修学院離宮】より

…中の御茶屋の庭は下と同じく,滝と遣水と小池のおとなしい作りであるが,当初朱宮(あけのみや)(後水尾上皇第8皇女,林丘寺初代門跡)の御所であったときの書院楽只軒(らくしけん)や,東福門院御所より移築された客殿が今に伝えられている。特に客殿一の間に備えられた,5枚の棚板を霞のように互い違いに配する霞棚は,桂棚(桂離宮新御殿),醍醐棚(三宝院宸殿)とともに天下の三棚として名高い。【村岡 正】。…

※「霞棚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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