霞袂(読み)かべい

精選版 日本国語大辞典 「霞袂」の意味・読み・例文・類語

か‐べい【霞袂】

  1. 〘 名詞 〙 霞のようにうすい袂(たもと)多く雲衲(うんのう)霞袂」のかたちで用いられる。
    1. [初出の実例]「鉤似絃霞袂挙、舟疑榭雪膚軽」(出典:江吏部集(1010‐11頃)下・落花渡水舞)
    2. 「現在大宋国にある雲衲霞袂、いたづらに徳山の対不得をわらひ」(出典:正法眼蔵(1231‐53)心不可得)
    3. [その他の文献]〔陳‐霓裳羽衣曲賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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