霞錦(読み)かすみにしき

精選版 日本国語大辞典 「霞錦」の意味・読み・例文・類語

かすみ‐にしき【霞錦】

〘名〙 錦織物の一種模様になる部分に多数の色糸を横段式に織り込み、その中に菱形の模様をつくったもの。横段が霞のように見えるところからこの名がある。「三国史記新羅紀景文王九年」の条に、唐に献じた調物なかに「朝霞錦二十匹」とあるから、新羅の特産物といえる。雲繝錦(うんげんにしき)。かすみいろのにしきかきん

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