霞錦(読み)かすみにしき

精選版 日本国語大辞典 「霞錦」の意味・読み・例文・類語

かすみ‐にしき【霞錦】

  1. 〘 名詞 〙 錦織物の一種。模様になる部分に多数の色糸を横段式に織り込み、その中に菱形の模様をつくったもの。横段が霞のように見えるところからこの名がある。「三国史記新羅紀景文王九年」の条に、唐に献じた調物なかに「朝霞錦二十匹」とあるから、新羅の特産物といえる。雲繝錦(うんげんにしき)。かすみいろのにしきかきん

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む