露地の喪失(読み)ろじのそうしつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「露地の喪失」の意味・わかりやすい解説

露地の喪失
ろじのそうしつ

首都圏および周辺都市における地域開発が活発になるに伴いビッグプロジェクトによって既存の細かい街区が大きな区画に整理され (スーパーブロック化) ,多くの露地横丁が都市から消されていくこと。単に建物の建て替えでは消え去ることのなかった露地が消滅することにより,スーパーブロック化以前と以降の街の構成に大きな断絶が生じる。露地自らは何ものをも意味しないが,その存在自体が都市に対し一つの価値を有していた。露地の喪失は都市を読み取る一つの視点を失うということである。都市から撤退を始めた建築家は,建物により界隈を形成することをあきらめ,建物の内に露地の気配を残すことで手一杯になりつつある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む